CROSS TALK
クロストーク
子育て世代が語る
働きながら親になるということ
子育てに奮闘するママ社員、パパ社員に仕事と家庭の両立について語ってもらいました。
レセプション
M.Y
レセプション
所属部署:レセプション 現在の役職:チーフ 前職:事務職 入社年:2014年 Jeep 福山
会社では店舗を仕切るチーフ、お家では2歳の男の子のお母さんとして奮闘する日々。目下の悩みは片言を喋り始めた息子さんが、おじいちゃんたちに影響されて備後弁に染まってきていること。
セールスアドバイザー
K.S
セールスアドバイザー
所属部署:セールス 現在の役職:店長 前職:営業職 入社年:2005年 Jeep 広島西
Yさんとは福山店の店長をしていた頃からの仲間。息子さん同士もなんと1日違いの誕生日という偶然!わが家ではミニカーコレクションがマイブームの息子さんに目を細めるよきお父さん。

子育ての制度整備はこれから。
でも、その分、スタッフ間の
協力姿勢が頼もしい職場。

K.S
久しぶりじゃね。育休が明けてからかなり経つけど、調子はどう?困ったことはない?
M.Y
本当にお久しぶりです。おかげさまで順調です。幸い私の場合は両親が近くにいるので、職場に復帰してからは両親の手も借りて、子育てに励んでいます。何の心配もありませんよ(笑)。
K.S
育児休暇は1年間ほど取っとったよね。1年なんて、あっという間だったじゃろ?
M.Y
いえいえ、そんなことはないですよ。確かに育児で忙しい時は時間が経つのも早かったけど、「社会に取り残されているんじゃないか」と不安になる時もありました。短いようで長い…複雑な心境でした。

K.S
子育て中の特有な心理状態じゃね。俺ら、まわりの社員が何かサポートできることってあるかね?実はウチの店舗にも、まもなく育休を終えて復帰する社員がいて。何かいいアドバイスがあったら、今日はぜひ聞きたいと思っとったんよ。
M.Y
うーん、育休中は社会から隔絶されているようなところもあるから、たまにコンタクトを取ってあげるといいかもしれませんね。ちょっとした世間話でもいいから、“社会と繋がっている”という感覚がすごくありがたかったです。
K.S
なるほど。ウザがられない程度に連絡を取るんじゃね(笑)。
M.Y
当社は制度的なことはまだまだこれからですが、ここ数年で若い世代がずいぶん増えてきました。彼らが結婚してからも働きやすいように、ハード面はもっと整備していく必要があります。でも、ソフト面に関して言えば、スタッフ間に協力的な雰囲気があるから、肩身の狭い思いはしませんでしたよ。現にSさんもこうして気配りしてくれる訳ですから、とても働きやすい環境です。

K.S
そう言ってもらえるとありがたいね。だけど、考えがおよばないこともあると思う。気持ちをラクにしてあげられる魔法のひと言がポンと出てくるようにならんとね(笑)。

子育て中の遠慮は無用!
“お互いさまの精神”で
助け合える環境づくりを。

M.Y
魔法の言葉でなくても、気持ちが伝わればいいと思いますよ(笑)。子育て期間中はとにかく声をかけて、不安を取り除いてあげることが大切だと思います。休み中は早く復帰したくてウズウズしている反面、「本当に仕事と両立できるのだろうか」という不安もありました。もしも子育て中の後輩がいたら、私も「何かあったら相談してね」とこまめに声かけるようにしてあげたいですね。
K.S
そうね、声かけは大切じゃね。相談しやすい風土をつくるには、まず声かけから。でも、人によっては、僕らの声が届いていないこともある。たとえば急に子どもが熱を出した時、「本当に休んでいいの?」と遠慮してしまう人もいる…。こういう空気を何とか払拭したいと思っとるんよ。
M.Y
当社の場合、いまこそ、私たち子育て世代がよい前例を作る時期なんだと思います。「休んでもいいよ」という上司の言葉を素直に受け取る先輩が一人いれば、きっとまわりも影響されていくはず。子育てに関しては、“お互いさまの精神”のもと、互いに助け合うのがあたり前!そういった風土が社内で自然とつくられるように、まず、私たち子育て世代が実践していかなくては!
K.S
確かにね。制度が整備されて、気がねなく休めるようになったとしても、根本的な理解が欠けているとお互いやりづらいけんね。「今は迷惑をかけているけど、あなたが子育てする時はサポートするからね」という“お互いさまの精神”を、若い世代にも継承していきたいね。わが家にも保育園に通う前の小さな子がいるから、子育ての大変さは十分わかっているつもり。社内でもその大変さを自分ごとのようにみんなで共有していく必要があるよね。

女性が結婚・出産後も
キャリアを積めるのは
会社にとっても大きな財産。

K.S
ところでウチの会社は比較的若いスタッフが多く、会社としてもこれからの成長が楽しみな企業だと思う。そんな中、女性社員が結婚や出産といったライフイベントを経験しても、変わらず働き続けているのはとても意義深いことだよね。ノウハウを持った人がそれだけ蓄積されていくわけだから…。Yさんのように「働くお母さんたち」に、もっともっと頑張ってほしいね。
M.Y
そういっていただけると、本当にありがたいです。当社のスタッフには小さなお子さんがいる世代も多いので、子育てに対してはある程度の理解があると思います。でも、これからきちんとした制度をつくっていくためにも「こうだったらいいな」という思いを声に出して、率直に話し合っていくべきなのでしょうね。そうすれば、おのずと制度もブラッシュアップされ、働きやすい環境がさらに整えられていくと思うんです。
K.S
なるほど。それとこれからは男性の子育て参加についても、もっと理解を深めていかないといけない。そろそろ「男性が育児休暇を取るのも当たり前」という時代になってもいいと思う。ウチも休日は子どもと遊んで、奥さんに自由な時間を作るようにしとるけど、その日はやっぱり奥さんや子どもの表情が全然違うんよ。
M.Y
やさしいパパですね(笑)。奥さまも助かっていると思いますよ。ご家族の時間が充実すれば、きっとお仕事にもいい影響が生まれると思います。いい仕事をするためにも、思いついたことはどんどんカタチにしていきたいですね。

チームの支えがあるから、
頑張り過ぎない
自然体の自分でいられる。

K.S
それにしてもYさんのように、自然体で仕事を楽しむ秘訣はどこにあるん? 何か心がけていることでもある?
M.Y
どうなんでしょう?これでもけっこう悩んだりするんですよ。でも、あえていうなら、「仕事も、子育ても、無理のない範囲で!」と心がけています。完璧主義を求め過ぎるとたちまち破綻してしまうので、「ここまで」というラインを引いて、パートナーや両親に頼ったり、仲間に助けてもらうようにしています。
K.S
もともと、ウチの会社はチームワークの会社だから。いざという時、頼りやすい環境ができていると思う。誰かがいない時は、他の誰かがその役まわりを補完する、そんな気配りが自然とできる会社だと思う。
M.Y
そうなんです。誤解を恐れずに言うなら、まわりにもっと甘えてもいいと思うんです。“チーム”という絆で結ばれているから、みんなそれぞれの事情は了解済みです。これから入社される方にも「一人で働いている」という意識ではなく、常に「チームで働いていること」を意識してほしい。職場に根づく頼もしいチームワークのおかげで、仕事も子育ても自然体で頑張れる環境が整っていますからね。

K.S
自分が助けてもらったら、次はあなたの番…といった具合に、順番に助け合っていけば、もっと気楽に子育てと向き合っていけるはずだよね。これからも何か困ったことがあったら、遠慮せずに相談してよ!もちろん、僕もみんなにどんどん頼っていくつもりだからヨロシク。
M.Y
えー、なんだかこわいな(笑)。でも、私も先輩ママとして、若いママたちをサポートしたいです。誰もが安心して結婚や子育てを迎えられる職場環境を築いていきたいですね。